【おすすめの検査方法とは?】コロナ・インフル・溶連菌の抗原検査やPCR検査の組み合わせ
当院は、感染症検査に特化して診療を行っております。
少しでもリーズナブルに原因を特定できるように、情勢にあわせて適宜ご提案を変えています。
どの検査組み合わせが最適化は、その時の流行状況で異なります。
現在の推奨検査(2023年7月時点)
基本
- コロナ抗原→コロナPCR
濃厚接触あり
- 原因の抗原検査(インフル・溶連菌)
コロナもできれば実施
のどが痛くて咳がない(白苔あり)
- 溶連菌検査+コロナ抗原→コロナPCR
「コロナ抗原→PCR」とは、抗原検査で陰性だった場合にPCR検査も行っていく検査方法になります。
検査料金の目安
3割負担の場合
- コロナ抗原のみ:1,330円(当日結果)
- コロナ抗原+PCR:3,880円
- コロナPCRのみ:2,550円(翌日結果・日祝のみ当日結果)
- インフル抗原のみ:840円
- インフル抗原+コロナ抗原同時:1,690円
- 溶連菌抗原:800円
抗原検査は、判断料144点(約430円)は何種類でも共通のため、他の検査と組み合わせればリーズナブルです。
現在の検査方法を推奨する根拠
現在の感染状況としては、以下のようになっています。
- コロナ:急増中 6月末時点で50%の陽性率
- インフル:時おり陽性者あり
- 溶連菌:増加中だがコロナよりは少ない
現在の流行状況(2023年6月末)
まずコロナに関しては、抗原検査でも陽性と検知できる確率がかなり高くなっています。
そして仮に陰性だとしても、PCR検査をすれば陽性となるケースが非常に多いです。
いきなりPCR検査をしても問題はないのですが、抗原の方がリーズナブルなので、陰性の場合にPCRを実施するのが合理的かと思います。
もちろん抗原陰性→PCR陽性であれば、はじめからPCRのみの方が安価ですが、これは結果論としてご容赦ください。
このような結果になる可能性は、世間での感染率が上がるほど少なくなっていきます。
インフルエンザについては、現在でも感染が続いているのが珍しいのですが、そうはいっても確率は低いです。
周囲にインフルエンザ感染者がいたり、小さなお子さんがいるご家庭では検討ください。
コロナ抗原検査と同時に実施できるので、その点ではリーズナブルになります。
溶連菌は、感染者が増えておりますので、以下に2つ以上該当する場合は、検査を行った方が良いかと思います。
- 38℃以上の熱がある
- 咳がない
- 喉の奥にある扁桃腺に白い付着物(白苔)がある
- 首の前側のリンパ節が腫れており、押すと痛みがある
溶連菌検査の推奨基準
それ以外の場合は、まずはコロナ検査のみで良いと考えています。
以上のことから、上記のような検査メニューを推奨しています。